田の字型の和室を明るく快適なリビングへ再生

 所 在 地  … 羽島郡笠松町

 建物種別 … 木造2階建

 施工面積 … 48.30㎡(14.58坪)

 工事内容 … 和室三間・縁側のリノベーション


羽島郡笠松町にて、築年数のある“田の字型の家”を現代の暮らしに合わせてリノベーションしました。

和室四間続きと南側に縁側があるという昔ながらの間取り。
その間取りを活かしながら家族が集まり、くつろげる開放的なリビング空間へと生まれ変わった施工事例です。

お施主様のご要望は「孫が生まれ家族が増えたので、今よりも家族が集まりやすいリビングをつくりたい」でした。

四間のうち一室はきれいな状態でしたので、今回は和室三間と縁側をリノベーションしました。

    

 Before▼

この間取りの大きな特徴として、壁がなく建具で仕切られていることで、家具の置き場と人の動線を確保するのが難しいということが挙げられます。
空間の広さはあるものの、家族が自然と集まりにくい印象になってしまうことが課題でした。

また床の冷えもありましたので、その対策も行いました。


 After▼

全体の和室の趣を残しつつ、床は畳からフローリングへと変更しました。

縁側との間仕切りだった障子は撤去し、南側の掃き出し窓からの光をたくさん取り込めるようにしています。

畳でごろんとできる空間は残したいとのことでしたので、フローリングの上に敷ける琉球畳を採用◎

畳の材料はい草ではなく、和紙でできたものを使っています!

色褪せ、ダニの繁殖などを防ぐ効果があり、畳の手入れが面倒だと感じられる方には最適な材料です。

リビングの隣は、仏間がある和室です。間仕切りの扉は新しく交換させていただきました。

こちらのお部屋は今まで通りの使い方をされるとのことで、

間取りはそのままに、畳の交換・襖の貼り替え・障子の貼り替えをしました。

見た目を新しくするだけでも、かなり綺麗になりますね✨

また、リビングとして利用した和室二間は合わせて14畳あったのですが、

リビングだけで14畳は逆に広すぎて使い勝手が良くないことから、

北側の5畳分をパントリーとウォークインクローゼットにして、収納量をアップさせました。

天井は既存のままで十分綺麗だったのと、梁も大きくて素敵だったので見えるように残しています👏

そして、壁にある小窓はリビングとつながっています。北から南へ風が通るように設けさせていただきました。

この壁をつくったことで家電を置くスペースが明確になり、

また、ご主人の願いだった酒瓶の飾り棚(ニッチ)もできました🍶

昔ながらの日本家屋には、落ち着きと懐かしさがあります。

  
それを活かしながら、今のライフスタイルに合った機能を加えて

これからの暮らしをさらに快適にすることができました◎

   

   

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